製品仕様
| 規格・型式 | ST2.2-ST6.3 |
| 材質 | 炭素鋼 |
| ねじ規格 d |
ST2.2 | ST2.9 | ST3.5 | ST4.2 | ST4.8 | ST5.5 | ST6.3 | ||
| P | ピッチ | 0.8 | 1.1 | 1.3 | 1.4 | 1.6 | 1.8 | 1.8 | |
| a | 最大値 | 0.8 | 1.1 | 1.3 | 1.4 | 1.6 | 1.8 | 1.8 | |
| dk | 最大値 | 3.7 | 5.3 | 6.64 | 7.64 | 9.14 | 10.57 | 11.57 | |
| 最小値 | 3.4 | 5 | 6.28 | 7.28 | 8.78 | 10.14 | 11.14 | ||
| k | 最大値 | 1.6 | 2.4 | 2.6 | 3.1 | 3.7 | 4 | 4.6 | |
| 最小値 | 1.4 | 2.15 | 2.35 | 2.8 | 3.4 | 3.7 | 4.3 | ||
| dc | h15 | 最大値 | 5 | 7 | 8 | 9 | 10 | 12.5 | 14 |
| 最小値 | 4.52 | 6.45 | 7.42 | 8.42 | 9.42 | 11.8 | 13.3 | ||
| s | 最小値 | 0.3 | 0.5 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 1 | 1 | |
| y | C型 | 2 | 2.6 | 3.2 | 3.7 | 4.3 | 5 | 6 | |
| F, FT型 | 1.6 | 2.1 | 2.5 | 2.8 | 3.2 | 3.6 | 3.6 | ||
| 穴番号 | 0 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | ||
| M | ≈ | 1 | 3 | 3.9 | 4.4 | 4.9 | 6.4 | 6.9 | |
| 差込み深 / 最大 | 0.85 | 1.4 | 1.4 | 1.9 | 2.4 | 2.6 | 3.1 | ||
| 差込み深 / 最小 | 1.2 | 1.8 | 1.9 | 2.4 | 2.9 | 3.1 | 3.6 | ||
十字穴付なべ頭つば付タッピンねじ — 製品紹介
十字穴付なべ頭座金付タッピンねじ(規格上の正式名称は「十字穴付なべ頭つば付タッピンねじ」)は、頭部がなべ頭で、頭部下面に一体のつば(座金)を備え、十字穴駆動を採用したタッピンねじです。電子業界規格 SJ 2501-1984 に基づいて製造され、ねじ規格は ST2.2~ST6.3、製品等級はA級です。中核となる構造上の特長は、なべ頭とつばが一体成形されているため、取付時に別途座金を追加する必要がなく、木材、プラスチック又は薄肉金属板などに直接下穴をあけ、自ら相手ねじ山を成形して、片側から迅速に固定できることです。
1. 製品の特長
- なべ頭座金一体構造: 頭部はなべ頭で、下面につば(座金)が一体に形成されています。座金はねじ山の転造前に組み込まれており、ねじから脱落しないため、組立時に座金を探して置く手間が省けます。
- 十字穴駆動: 標準のH形十字穴を採用し、PH2形十字ドライバに適合します。力が均等にかかり、カムアウトしにくいため、手動又は電動工具での作業が容易です。
- タッピンねじ山と先端: ねじ山はタッピンタイプで先端が尖っており、下穴に押し込んで相手ねじ山を成形できるため、事前のタップ加工が不要です。
- 材質と表面処理の規定: 規格は材料を鋼と定め、SJ 2496-84 と SJ 2495-84 を技術的根拠として引用しています。表面処理は通常、亜鉛めっき後のパッシベート処理で、必要に応じて他のめっきも協議可能です。
- 規格の網羅性: ねじ規格は ST2.2 から ST6.3 までで、電子機器や家電の組立で一般的な寸法要求をカバーします。
2. 製品の優位性
- 座金一体で被締結材を保護: つば座金が頭部と被締結材の接触面積を広げ、圧力を効果的に分散し、締付け時に被固定物の表面が損傷するのを防ぎ、同時に接合部の密封性を高めます。
- 座金組み付け工程を省略: 座金が脱落しない設計により、従来の組立で座金を失ったり付け忘れたりする問題を回避し、作業効率を大幅に向上させます。特に自動化大量生産に適しています。
- 片側施工で高効率: 相手ナットや裏面からの作業が不要で、閉鎖構造や片側からしかアクセスできない組立場面に適しています。
- 多様な被締結材に対応: 木材、プラスチック及び薄肉金属板(貫通力は通常6mm以下、最大18mm以下)の接合に使用でき、用途が柔軟です。
- 位置決めが確実: 先端が尖った設計により、ねじ込み初期に素早く位置決めでき、組立時の傾きリスクを低減します。
3. 適用範囲
- 電子機器と家電: 小型家電の外装ケース、内部ブラケット、電子機器の筐体など、座金一体による保護が必要な組立部位。
- 家具と内装: 木製家具や板物家具のパネル固定、並びに石膏ボード、MDFボード、化粧板の取付。
- 薄板金属の接合: カラー鋼板同士の接合、又はカラー鋼板と母屋、壁梁などの薄板構造への固定。
- 金物とDIY: 蝶番、取手、錠前などの金物類の取付、及び手作り模型の製作。